Information

お役立ち情報

2026.01.14

助産師と看護師の違い

妊娠期から出産、そして産後にかけて妊婦や新生児を支える助産師と、病気やけがを抱える患者の治療や療養を支援する看護師。
どちらも医療現場に欠かせない専門職ですが、その役割や関わる対象、業務内容には明確な違いがあります。
ここでは、助産師と看護師それぞれの特徴を踏まえながら、その違いについて詳しく解説していきます。

助産師と看護師の資格の違い

助産師と看護師の資格の違い

看護師の資格は、厚生労働大臣が指定する看護系の学校や大学で原則3年以上学び、看護師国家試験に合格することで取得できます。
一方、助産師は看護師資格を取得したうえで、さらに専門的な教育を受ける必要があります。

助産師になるためには、看護師免許取得後、指定された助産師養成課程(大学院、専攻科、助産師養成所など)で原則1年以上学び、助産師国家試験の受験資格を得なければなりません。
その後、国家試験に合格することで助産師として働くことが可能になります。

また、助産師養成課程を併設している4年制大学では、在学中に看護師と助産師の両方の教育課程を履修し、卒業時にそれぞれの国家試験受験資格を同時に取得できるケースもあります。

このように、助産師は看護師資格を前提とした専門職であるため、看護師としての基礎的な知識・技術に加え、妊娠・出産・産後に関する高度な専門知識と実践力が求められます。
一般的に看護師は3〜4年の教育課程を修了すれば国家試験を受験できますが、助産師を目指す場合は、さらに1〜2年の学習期間が必要となります。

将来、助産師として活躍したいと考えている方は、大学受験の段階で助産師養成課程の有無や進学ルートを確認し、自身のキャリアプランに合った学校を選ぶことが重要です。

助産師と看護師の業務内容の違い

助産師と看護師の業務内容の違い

助産師の主な役割は、妊娠・出産・産後にわたって母子を支えることです。
出産時に赤ちゃんを取り上げる業務に加え、妊娠中の健康管理や生活指導、産後の母体ケア、育児や母乳に関するサポートなど、出産前後を通じた包括的な支援を行います。
また、新生児の健康状態の観察やケアも助産師の重要な業務のひとつです。

一方、看護師の仕事は、病気やけがをした患者の治療・診察の補助や、入院中の生活支援を行うことです。
医療行為は医師の指示のもとで行う必要があり、看護師が独自の判断で治療を行うことは認められていません。
産婦人科に勤務する看護師の場合も、妊婦の入院生活のサポートや診療補助は行いますが、分娩時の助産行為を担当することはできません。

このように、資格や業務内容を比較すると、助産師は看護師としての知識・技術を基盤としつつ、出産に特化した高度な専門スキルを備えた職種であることが分かります。
また、看護師は医療機関の開業が認められていませんが、助産師は一定の条件を満たすことで助産院を開業することが可能です。

助産師と看護師の勤務形態の違い

助産師と看護師の勤務形態の違い

看護師・助産師はいずれも病院で勤務することが可能ですが、働き方や配属先には違いがあります。
看護師は、内科・外科・小児科など病院内のさまざまな診療科に配属される可能性があり、人事異動による部署変更も珍しくありません。
幅広い診療分野で経験を積める点が特徴といえるでしょう。

一方、助産師は出産に関する高度な専門知識と技術を有しているため、配属先は産科や産婦人科がほとんどで、他部署への異動はあまり多くありません。
なお、看護師が産婦人科に配属されるケースもあります。産婦人科では出産だけでなく婦人科疾患の患者対応も行うため、その分野においては看護師と助産師の業務内容に大きな違いはありません。

勤務時間について見ると、看護師は救急病棟など一部の部署を除き、基本的には決められたシフトに沿って勤務します。
そのため、プライベートの予定を立てやすい働き方が可能です。

一方で、助産師の勤務時間は不規則になりやすい傾向があります。陣痛や出産のタイミングは予測が難しく、分娩が長時間に及ぶことも少なくありません。
こうした不確定要素が多い現場で対応する必要があるため、助産師は体力面・精神面ともに負担が大きく、忙しい勤務になることもあります。

助産師と看護師の求人数の違い

助産師と看護師の求人数の違い

看護師は診療科を問わず幅広い現場で活躍できるため、医療業界全体での需要が非常に高く、求人数も豊富な職種です。
配属先の科に強いこだわりがなければ、転職先を見つけやすいといえるでしょう。

一方、助産師は出産を専門とする職種であるため、看護師と比べると求人数は限定的です。
しかし、専門性の高さに対して人材が不足している医療機関も多く、助産師のニーズ自体は高い状況が続いています。
そのため、条件が合えば転職先が見つからないということは少ないでしょう。

いずれの職種も、資格を取得していれば医療現場で必要とされる存在であり、ライフステージに合わせた転職や働き方の選択が十分に可能です。

JOU・I・ターンは求職者の
皆様を応援しています

とお気軽にご連絡ください。

とお気軽にご連絡ください。